トヨタアートマネージメント講座 帯広セッション 議事録

カレンダー(会議内容)

参加メンバー

1月
第1回会議
1月20日(土) 
17:00〜  
十勝毎日新聞社 5階会議室

2001.1月
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 十勝毎日新聞社文化事業部の三上大輔さんの呼びかけで、TAM(トヨタアートマネージメント)に興味を持った人が集まり、社団法人企業メセナ協議会の熊倉さん、TAM運営委員会ディレクターの森司さん(水戸芸術館学芸員)から、帯広でTAMを開催するにあたり、TAMの概要や目的の説明を受ける。
●今回帯広で開催されるTAMは、美術のジャンルで行われる。(現代アート、コミュニケーション型のアート)
●美術の枠で、全国、世界にも発信していけるものにしたい。
* TAMを開催した後に何が残るのかを設定して、準備をする。
●4回から5回の講座を開く。その他にワークショップも行いたい。
●講座には、参加費を必ず設定し、50人から80人位の参加者を集めたい。
●トヨタから100万円の補助金が出る。チラシの印刷などはトヨタのほうが行う。

〈参加者〉計18名

講師:森司(水戸芸術館学芸員)、熊倉純子(社団法人 企業メセナ協議会)、芹沢高(P3)
司会:三上大輔(十勝毎日新聞社)
 梅田、石尾、池田、大沼、川瀬、佐藤、佐藤、佐野、高田、高橋英双、高橋寿美雄、寺嶋、平林、吉野



〈懇親会〉
1月21日(日) 18:30〜  
十勝ビール

この懇親会で、森さんからワークショップを行う際には、福岡在住のアーティスト 藤浩志さんと共に行うといいのではないかという提案があった。

<参加者> 計13名
森司、熊倉純子、芹沢高志、池田、梅田、大沼、川瀬、佐野、高田、高橋英双、高橋寿美雄、寺嶋、三上

2月

第2回会議
2月8日(木) 
18:30〜  
帯広経済ビル4階TMO推進室

2月
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<内容>
【三上さんから】
●帯広開催のTAMは、9月14日(金)、15日(土)、16日(日)の予定
●講座、シンポジウム、ワークショップの3本柱で行いたい
●次回の会議で、地域コーディネーターの選出と役割分担をきめたい
●地域コーディネーターが決まるまでは、スタッフとの連絡などは三上さんが行う
●2月20日(火)〜25日(日)頃に、藤浩志さんが来帯し、視察に絡めて地元でミーティングをする予定

【地元スタッフ】
 各人のアートやマネージメントの概念が違うということを確認し、それぞれの美術に対する考えを述べあった。
●帯広セッションでは、オリジナリティのあるものをつくりたい
● 現代アートではなくてもいいのではないか
● アートと聞いて「高尚なもの」、「非日常の世界」と思う人に、アートを身近に感じて欲しい
* 全くアートに興味のない人の心を動かすにはどうしたらいいのか。スタッフの中に、美術嫌いの人がいたほうがいい
のではないか

<参加者> 計9名
池田、梅田、川瀬、佐藤、佐野、高田、高橋寿美雄、三上、吉野

3月

第3回会議
3月22日(木) 
18:30〜  
帯広経済ビル4階TMO推進室

3月
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<内容>
  藤浩志さんか2月25日頃までに来帯される予定だったが、調整がうまくいかなかったので、第3回会議はこの日に
 行われた。
* 藤さんは、4月8日(日)、9日(月)、10日(火)頃に来帯する予定となった。

【地元スタッフ】
 TAMの開催を、単なるお祭り騒ぎに終始しない、次に繋がるような企画にしたい。
 事業総体のテーマ作りのため、キーワードになりそうなものをあげた。
● ビデオ映像アートをつくる(十勝の素材)
● 十勝の音を集める
● マチを森にする
● 日常の中のアートを市民が再発見
● 十勝の環境、私の風景百選
● あなたがつくる
● 一般市民がアートを理解するためのプロセスを考える(どうすればアートが身近で親しみやすいものとして受け入れられるのか?)
● 美術館にもっと親しんでもらう
● いも、かぼちゃ/十勝の地域性、気候風土
● バリアフリー・アート、ユニバーサル・アート
● エゴ・アート(アートとは自己満足である)
● 癒しアート、介護セラピー
● 人と人をつなぐアート、橋渡し、コミュニケーションするツールとしてのアート
● 接着剤(としてのアートの役割)
● アートを通してリサイクル、新しい価値を生み出す(流木アート)
● アートによる町おこし(取手に出来た芸大の活動事例)
● 商店主をアーティストに仕立てる
● スタンプラリーのような
● 屋台アート
● 何のためのアートか? 何のために作品を作るのか?
● クラフトやデザイン的センスとアート感覚の違いはどこにあるの?
● 子供対象のワークショップ、参加型のイベント
● 大人が主体的に参加・創作できる内容(子供の付き添いではない)のワークショップ
● 予定されていた役割分担まで、話が進まなかった。

<参加者> 計17名
(* 印は、新メンバー)
 石尾、梅田、大沼、小川*、鎌田*、川瀬、佐藤、佐野、鈴木*、澄川*、高田、高橋英双、高橋寿美雄、寺嶋、中岡*、
三上、吉野

4月

第4回会議
4月6日(金) 
18:30〜  
帯広経済センタービル4階TMO推進室

第5回会議
4月15日(日)
11:30〜  
おびひろ出会いカフェ
(場所が十勝毎日新聞社5階会議室から変更)

4月
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4月6日の<内容>
【三上さんから】
ワークショップは、8月(未定)に市内で行いそう。
9月14日(金) シンポジウム  場所:とかちプラザ視聴覚室
         森ディレクターがメンバー構成などプラン化(地元・外来アーティスト)
9月15日(土) 講座  場所:とかちプラザ402号室
9月16日(日) 講座  場所:未定

4月14日(土)に、熊倉さん、森さん、藤さんが来帯されて、15日(日)の14:00〜十勝毎日新聞社5階会議室でレクチャーと地元スタッフとのミーティングの予定。午前中、藤さんが市内など視察予定なので、同行希望者は11:00におびひろ出会いカフェ Di.Caf氏(ポポロビル2階 裏口から)に集合。
 役割分担は次回の会議で決めたいので、それぞれ自分が何をしたいのか、何ができそうか考えてくること。

【地元スタッフ】
前回のキーワードをふまえて、事業総体のテーマ作り。
「TAM開催後には、美術に興味を持つ人、美術を身近に感じる人が増えて欲しい」ということを、スタッフ共通の願いとして、話を進めた。
● アートはメッセージだと思うので、発信しやすい、受信しやすい環境をつくりたい
● アート(接着剤、道具)を使って、人の意識をかえて、マチをどうにかしたい

 もっと、具体的に考えてみることにした。
●無関心の人の気をまずTAMに向けなくてはならないので、インパクトのあるタイトルをつけたい。(野蛮な感じ)
例えば、内容は別として「儲かるためのアート」など。マーネージメントとお金は切り離して考えられないのでは
ないか。
●「人集めのテクニック講座」などはどうだろうか。何らかに関心があって人が集まっているということなので、
美術においても同じように活用できないだろうか。(無関心→関心)
● 無関心の人のきっかけ作りとして、無料サンプル・お試しセットのようなアートはどうだろうか
「お試しアート」:魅力的な宣伝で、無料サンプルやお試しセットを実際に使ってみる
                 ↓
 その商品(アート)が気に入ったので、実際に買う <第一段階>
                 ↓
 その後、その商品を買い続ける          <第2段階>
  
 <第2段階>の部分を目標として考えたい。商品を買い続ける人をどれだけ増やせるか。
「お試しアート」というテーマなら、講座やシンポジウムは初級者対象で、アウトリーチ的なほうがいいのではないだろうか。



4月15日の<内容>
 藤さん、森さん、熊倉さんを迎えて打ち合わせ。参加者全員が簡単に自己紹介し、このマチで何をしたいのか、
 このマチがどうなって欲しいのか藤さんにそれぞれの思いを述べ、市内視察。
【藤さん】
 「地域」、「協力」、「適正技術」というキーワードで表現活動をしている。美術をやっているという意識は特にないが、いいこと、素晴らしいことをしたい。この「いい」という価値観をどこから引っぱってくるか。輸入した価値観では、どこも同じマチになってしまうので、まだ認められていない価値観を見いだす。十勝の人にとっては価値のないもの、興味のないもの、十勝の人が見捨てもの、忘れたものに興味があり、いいものにしたい。
 価値のないものから「いいもの」、「素晴らしいもの」に変化する瞬間を「美しい」と思う。
 
【森ディレクター】
  アートマネージメントはこんな感じなのかもしれないというものを、それぞれ手に入れて欲しい。これから藤さんと街を視察するのも、地元スタッフ自身のワークショップの第一歩。

 その後、全員で広小路、周辺のスナック街、屋台設計予定地、閉店した商店などもある建物、西2条通り、帯広駅構内、十勝プラザなどを徒歩で視察。十勝プラザでは、9月14日(金)シンポジウム開催予定の視聴覚室(160人集客可能)、
 9月15日(土)講座開催予定の402号室(85人集客可能)の視察も行う。

●14:00〜20:00 おびひろ出会いカフェ
◆ ワークショップ

<藤浩志さんのレクチャー>
 映像と資料で、過去の藤さんの作品紹介。
* OS(オペレーション・システム)作品 *プラント・デモンストレーション 
* ビニール・プラスティック・コレクション(→コネクション)
 藤さんがつくってきたものは、「もの」ではなく、ある空間になんらかの風景(イメージ)をつくり、さまざまな参加者にその場所を開放し、それぞれのイメージが展開できるシステムを立ちあげる。
表現に人を取り込んでいく祭りの構造はいいのではないか。(市民主体など)

<TAMでのワークショップ 仮称:かえっこタウン>
☆子どもたちがいらなくなったもの(おもちゃ、アクセサリーなど)を持ち寄り、子供商店街をつくる。(規模は未定だが、5店舗を80人くらい)。 
☆子どもたちには、店長、副店長、バンク査定員など役割を与え、自分たちで店を運営し、宣伝もする。子供空間作り出す。
☆子どもたちは、まずバンクに商品を持っていき、ポイント(1から3ポイント)に換えてもらう。何も持っていない人は、かえっこステージで何かをして、例えば紙芝居や演奏をしたりしてポイントに換え、かえっこタウンでものと取り替えることができる。(今までの所有者には価値がなかったものが、次の所有者が価値を生み出す。)

風景を変える→空間の魅力を経験する
かえっこタウンを作り上げているプロセス行為がアートで、アート行為

●実施日8月5日(日)か12日(日)の予定。ワークショップは2時間位。当日の2日前くらいから藤さんと
  子供と主催チームがワークショップを行う
●当日の場所は、当たり前ではないところ(未定:これから主催者チームが探す)
● 対象は小学生、高校生、子供の心を持った大人
● かえっこタウンで運営する子どもたちを集める(学校に行って授業をしたり、子供会を通じて)
●かえっこタウンにお客が来るように宣伝する
●企画書をつくる
● 藤さんと打ち合わせしながら、話を進めていく
●アクションプランをきっちりつくる

◆ シンポジウム
【森ディレクターから】
●パネリストは、
長谷川孝治
(なみおか映画際アソシエイト・ディレクター、劇団弘前劇場主宰)
椿昇(美術家)
林光繁(十勝毎日新聞社社長)
モデレーターは、熊倉純子(企業メセナ協議会 プログラム・ディレクター)または芹沢高志(P3)のどちらか
● 「表現するとは何か」というテーマで開催したい。テーマに関して、地元スタッフの希望があれば、変えることは可能。ただし、人選に関しては無理
● 料金の設定をすること
● シンポジウムを一番聴いて欲しいは、地元スタッフ
● 講師の謝礼金は、だいたい5〜6万円くらい(TAM全国プライス)

◆ 講座
【地元スタッフ】
講座の内容をどのようなものがいいか、それぞれの意見を述べた。
●宿泊施設の取り方(参加者)
● アート、作品の伝え方(エデュケーターの話を聴きたい)
●アートとはどういうものか(先行事例なども紹介)
●作品はどうなるのか
●TAM開催後の変化、影響はどのようなものがあるのか
●展覧会の財政問題をどう考えるか
● アートの楽しみ方、より深く楽しむ方法

【熊倉さんから】
● 打ち合わせの他に、準備を進めていくために勉強会も開いたらいいのではないか
● 8月のワークショップの検証をいれるといいのではないか
● 講座は、ひとコマだけという受講は原則として認めない

【森ディレクターから】
●「初めてのアートマネージメント」、「楽しむためのアートマネージメント」というタイトルで考えている
● 講座は森さんと相談しながら決めていく

■ その他
● 来年、国際現代アート展(デメーテル)があるなら、それも視野に入れて、TAMの活動をつなげていったらいいのではないか。積極的な関わりの回路を自分で持っておくといいのではないか
●お金、チラシに関しては熊倉さんと相談して進めること
● 10万円くらいは、実行委員が謝礼金としてもらえることになっている
●全国のトヨタ販売店にチラシを置くが、その他の宣伝は地元スタッフが行う
●TAM開催3ヶ月前までに、熊倉さんが企画書をトヨタに提出する

<役割>
ワークショップ担当:川瀬、高田、高橋寿美雄
シンポジウム担当:三上
講座担当:高田



第6回会議
4月18日(水) 
18:30〜 
帯広経済センター4階TMO推進室

<内容>
 まず、今回の会議に出席した人で組織作り。4月中には、役割分担(実行委員内)、共催、後援、協力者を決める予定。

* 実行委員会メンバーの登録 
@コア実行委員(実質的なワーキングチーム)
→ 川瀬、鎌田、高田、高橋寿美雄、三上、山川、吉野
A協力メンバー
→大沼、山本*(新メンバー:帯広美術館管理課職員)
B名誉職メンバー
→未定

【役割分担】
地域コーディネーター:川瀬、高田、高橋寿美雄、鎌田、吉野
支出管理:三上(現地事務局)
書記:
広報:大沼
講座:三上、山川、山本                   
 
シンポジウム:三上、山川、山本               
スケジュール:
ワークショップ:川瀬、高田、高橋寿美雄           
調整:鎌田


【スタッフ集め】→市役所、商工会議所、十勝支庁、JC、学校の先生、保母、医者、看護婦、勝毎、道新、FM-JAGA、FM-Wingなどの関係者、大学生、短大生、高校生などに個人的に声をかける。

*4月23日(月)までにまとめる予定
* 仮の開催要項:高橋
* 実行委員会内組織図:川瀬
* 全体のスケジュール表:川瀬
* メンバーリスト:川瀬
* ワークショップ企画書:高田

◆講座
テーマについて話し合う。案を具体的に決めるため次回4月26日(木)にもう一度会議。
*時間の割りふり(三上案)
1日目                  2日目
@ 10:00〜12:00       C10:00〜12:00
A 13:30〜15:30       D13:30〜15:30B 13:30〜15:30 
交流会 19:00〜    

*内容(それぞれの考え)
@ 実践例(藤さんとかかわった人) 
A 企画から実践へのアドバイス
B 運営上の問題点  
C TAM開催後のどうなったのか 
D 帯広の現状を含めての今後の展望

その他、デメーテルについて、ボランティアについて、アートワークを考える、現代アートの実例(藤さんも含めて)、アートの楽しみ方を伝える方法など案が上がっている。

4月 6日<参加者> 計10名
石尾、梅田、大沼、鎌田、川瀬、高田、高橋英双、中岡、三上、山川*


4月15日<参加者> 計15名
熊倉、藤、森
池田、梅田、大沼、鎌田、川瀬、高田、高橋寿美雄、中岡、橋本*、三上、山川、吉野


4月18日<参加者> 計9名
大沼、川瀬、鎌田、高田、高橋寿美雄、三上、山川、山本、吉野

5月
第7回会議
5月16日(水)予定 

5月
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6月

6月
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7月
7月
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8月

8月
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9月

9月
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10月

10月
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11月

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12月

12月
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トヨタ自動車株式会社 広報部社会文化室
http://www.toyota.co.jp/mecenat/

TAM運営委員会事務局
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン13F
社団法人 企業メセナ協議会内
Tel.03-3213-3397  Fax.03-3215-6222
e-mail:mecenat@mecenat.or.jp



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